ホラー映画?一人称視点が臨場感に拍車をかける「クローバーフィールド」のあらすじ紹介

今回はこちらの映画を紹介します。クローバーフィールド

 


登場人物紹介(あらすじを見やすくするため主人公枠の人のみ)

ハッド ロブの友人。作中では移ることは少なく常にカメラを回し続けていた。

ロブ  ハッドの友人。最近仕事で副社長に昇格し日本に行くことが決まった。

    あれ※から逃げる途中兄のジェイソンを喪う。

リリー ロブの送別会の運営側としての中心的存在。

マリーナ ロブの送別会の参加者。ロブについてはあまり詳しくない。

     上記3名とともに逃げるもののあれ※の出した枝分かれたち

     にかまれ、数分死亡。

ジェイソン 最初は一緒に逃げていたもののマンハッタンに逃げるためにブルッ

      クリン橋を渡る途中あれ※に襲われ死亡。

ベス ロブの恋人。映画冒頭のビルの中であれ※の襲来により致命傷を負うも、

   時間がたってからロブがやってきて倒壊寸前のビルから助け出される。

 

これらが作中によく名前として出てくる人たちです。

(※は作中の中では「あれ」としか話されていないので以下の文章では「あれ」と称します)

 

 最初は「アメリカ国防総省」という表記の画面からスタートします。

その画面の内容は、「暗号名:クローバーフィールド という事件の事件記録映像である。回収地点はかつてセントラルパークと呼ばれた場所」

というのが主な内容です。ここでカギになるのはセントラルパークです。皆さん覚えておいてください。

物語ははじめ(4月27日午前6:41)ロブとそのガールフレンドが彼女の部屋にいるところからスタートします。その二人がたわいのない会話を続けていた。次のカットは約一か月後の5月22日に移ります。ここのカットではリリーハッドロブの日本行きの送別会を開催するための食材を購入している。ハッドが少しリリーを怒らせるというドジっぷりを見せてくれます。

ここからは一気に時系列が狭まっていきます。一連の話は5月22日から翌日早朝

(5月23日未明)までの話だと思ってください。

その日の夜送別会は参加者も多く、ロブへのドッキリでの開催ということもクリアあして、序盤は最高の完成度だった。ハッドは参加者からのロブへのビデオメッセージも集め、会場の熱気が最高潮になったその時、ロブの異変に気付く。どことなくロブの表情が悲しそうだったり、お酒を妙に進めてきたりとそわそわしていたため、話を聞くハッドだったがなかなか答えてくれない。おかしいと思い、ジェイソンとともにロブを追うと、の恋人であったはずのベスが、ほかの男を連れて送別会に来ていたことに腹を立てていたらしい。ベスとしては何週間も連絡をよこさなかったロブに嫌気がたっていたこともあったようだ。それを目撃したハッドは何やら知っているような素振りを見せるリリーに話を聞いた。その内容は

ロブは数週間前にベスと夜を共にした」ということ。(最初のカットの事)そんなことをしたというの他の男を連れてきたベスに対し、悲しみを覚え、自らの送別会たというのに、一番楽しめてないことをよくないと思ったハッドジェイソンは、ベランダに出て、ロブを慰めていた。その直後ビル全体が大きく揺れた。それと同時に周りの建物の電気もすべて消えた。少しするとまた電気が回復したので、何が起こっているのか知るためにテレビをつけた。

テレビは「先ほどマンハッタンのあたりで大きな揺れを観測した」

としか言わないので、自分たちの目で周りの状況を知るためにと屋上に行くと、向かい岸のビルが倒壊しその破片が火をまとってこちらへ飛んできた。それから逃げるためにビルの階段を駆け下りて、前の道路に出ると、突然、あれが現れ、そいつが自分たちの目の前になんと自由の女神像の顔を投げつけてきたのです。そして、あれが通った場所のビルが次々と倒壊した。足音から近くにあれがいることは確かなので、周りの人たちとともに、どこに逃げるか話し合い、ブルックリン橋でマンハッタンから出ようということになり、橋に向かいます。その途中リリーから借りていた電話でベスに電話をかけるのですが、なかなかつながらず、やっとの思いで繋がったと思って、ベスの声を聴くと、

「助けて、体にがれきが乗って、血が出てきて動けない、、ロブ、、助けて」

という悲痛な声でした。ここでロブが引き返そうか迷っていると、海底から先ほどのあれが突如出てきて、その大きな触手でブルックリン橋を寸断してしまいます。寸前のところで、ロブハッドリリーマリーナは助かりますが、少し前を歩いていたジェイソンは橋の倒壊に巻き込まれ、そのまま帰らぬ人となってしまいました。

もちろんそのまま進むことなんかできるわけないので何とか橋から降りようと、走り回ります。降りたあと、ほかの生存者たちとともに逃げ回るのですが、ロブは突然火事場泥棒たちがたくさん入っていった電気屋に入っていきます。

何をするかと思うと、ベスにもう一度電話を掛けたのです。やはり先の通話と同じ内容しか流れてこず、、兄を喪ったことで良くも悪くも踏ん切りがついてしまったのか、ベスのもとに行って助けると言い出したのでした。

ここで引き返してベスの家に戻るなんて、正気の沙汰ではないと、周りも止めますが、そのまま行こうとするロブを放っておくことなんかできず、ついていく一行でしたが、一つの路地に差し掛かったところで、いきなり出てきたあれに襲われかけます。が、タイミングよくあれを追っていた軍隊に助けられ、近くのホームから地下鉄に逃げ込めと言われます。ホームの中でロブ母からの電話を受け取ります。そこでジェイソン(兄)の訃報を伝えると、さらに精神が不安定になってしまい、どうしても地上に出てベスのところに行くといいます。周りが、「今の地上の音を聞いたか。ミサイルが飛び交っている音だぞ。今出るの といって止めにかかります。今回はさすがに危険と思ったロブ

「線路なら地上ほどの危険はないだろう」

と言って周りを納得させ、一行は線路を歩いて、ベスのマンションの最寄りの地下鉄まで歩いていくことにしました。しかし、線路を歩いているとおかしなことにネズミが何かから逃げるかのように自分たちが歩いてきた方向から逃げてきます。カメラに暗視レンズを取り付けて周りを見てみると、あれが産み落とした小さい蜘蛛のようなものが無数に後ろにいたのです。何とか逃げようとするも、ハッドにつかみかかったクモを払いのけようとしたマリーナあれの産み落としたものに噛まれてします。しかし、一行は何とか近くにあった鉄道関係者専用の休憩所に飛び込むことができた。そこの自販機をこじ開けたロブが500mlの水をティッシュにかけ、マリーナの傷をきれいにし、少したってマリーナが落ち着き始めた後に、一行はここがどこかを知るために地上に出ようという。もちろん作業員室なので地上へ出てみるとそこは地下鉄の駅で会った。その駅はショッピングセンターと直通であった。その方向をのぞいてみると自然の日航ではないような光が見えたのである。その方向へ向かう途中、マリーナが突如めまいがするとおかしなことを言いだすが、気にせず前に進むと、軍隊が現れる。その軍隊の臨時基地とつながっていたらしく、そのまま軍隊に保護された一行。ロブが軍隊に何とかして恋人のベスを助けたいと軍人に話していた直後、マリーナ「さらに具合が悪い」と言い出す。すると、周りの軍医たちが、「彼女もかまれているわ」と叫びだす。即座に駆け付けた防護服を着た軍人がマリーナを外に連れ出した後、血しぶきをあげながらマリーナは死亡します。(作中では一切軍人の生死については描かれていない

この流れで、そのまま軍人に離れた場所へ連れていかれたロブリリーハッド。軍隊の人もあせりだしたのか一向に、「最後の攻撃が失敗したら政府は町全体を爆弾で破壊する予定だ。成功するかもわからない。だから、午前6時の最後の撤退ヘリにのってこの街を脱出すること。」これとヘリの場所を伝えて、助けに行こうとする彼らを止めずに送り出した。一行はまた歩いてベスのマンションの前までたどり着いた、もののそのマンションま完全に倒壊寸前といった感じで何とか首の皮一枚で繋がっている様子だった。その状況に一行は生存の可能性を失いかけるが、ロブの励ましもあり何とか屋上までたどり着くことに成功した。そこからベスの部屋に入った一行。瓦礫の中からベスを探し出したロブは近くで語り掛ける。ベスは胸を鉄骨で貫かれていたにもかかわらずロブの呼びかけに答えるかのように目を覚まします。言葉にするとなんともグロテスクですが、鉄骨からベスを引き抜き、急いでハッドの着ていたジャケットで止血します。一行は来た道を戻って下まで降ります。その道中あれが産み落とした生物に襲われますが、運よく近くにあった鉄パイプでなぎ倒して足止めします。ヘリの着陸地点に向かう途中あれに踏みつぶされる軍人や戦車を見て、なかなかにショッキングな周りの環境に怖気づいてしまう一行でしたが脱出の希望にかけて着陸地点にまで走ります。到着してみると、一気に4人乗れるほど空いているヘリはなく、目の前にあった一代目のヘリにリリーをのせ、残りの、ロブベスハッドの三名は次のヘリに乗ることになりました。3名が次のヘリに乗ったところで入れ替わるように爆撃機が通過していきました。ヘリの中の3人は歓喜に包まれていました。しかし、怪物はまだ倒れておらず、立ち上がる時に運悪く触手がヘリに衝突してしまい、ワシントンセントラルパークに墜落。ヘリから脱出したところで3人のうちの一人ハッドあれに襲われ死亡してしまいます。残された二人はハッドの死を慎むこともなく、唯一の亡骸であったハッドのカメラ(作中では所有者はロブ)を片手にセントラルパークの橋の下に逃げ込みます。そこで死を覚悟したロブはせめてものと遺言を残そうとします。最初は絶対助けを待つと言っていたベスですが周りの爆撃音やロブの説得もあり、遺言を残すことを決意。二人が言い終わって間もなく二度目の爆撃がなされ、二人は巻き込まれ最後火の海がカメラに写って終わります。