ホラー映画?一人称視点が臨場感に拍車をかける「クローバーフィールド」のご紹介
映画、見たくない?
どうもこんにちは ペンギンさんです。
今回ご紹介する映画はこちら
JJ エイブラムス 製作の 「クローバーフィールド」です。
今回の作品の醍醐味は、なんといってもすべてが一人称視点で描かれているという点です。これは私の見てきた映画の中でも珍しい作品で、撮影しているのが主人公なのですが、その主人公がめったに映らないという、その代わり主人公の目線に立って自らが主人公になることができるという、日本の映画にはまずない作品です。
それではあらすじを解説していこうと思います。
登場人物紹介(あらすじを見やすくするため主人公枠の人のみ)
ハッド ロブの友人。作中では移ることは少なく常にカメラを回し続けていた。
ロブ ハッドの友人。最近仕事で副社長に昇格し日本に行くことが決まった。
あれ※から逃げる途中兄のジェイソンを喪う。
リリー ロブの送別会の運営側としての中心的存在。
マリーナ ロブの送別会の参加者。ロブについてはあまり詳しくない。
上記3名とともに逃げるもののあれ※の出した枝分かれたち
にかまれ、数分死亡。
ジェイソン 最初は一緒に逃げていたもののマンハッタンに逃げるためにブルッ
クリン橋を渡る途中あれ※に襲われ死亡。
ベス ロブの恋人。映画冒頭のビルの中であれ※の襲来により致命傷を負うも、
時間がたってからロブがやってきて倒壊寸前のビルから助け出される。
これらが作中によく名前として出てくる人たちです。
(※は作中の中では「あれ」としか話されていないので以下の文章では「あれ」と称します)
もともとあらすじを書いていたら長くなってしまったので、そのあらすじをまとめたものをここに書きます。
もっとあらすじが知りたい方はこの下のリンクをタップ!!(ネタバレ注意)
あらすじ
この映像は国防総省が事件証拠として集めたものだ。という注意書きから始まります。主人公のハッドやリリーはロブの日本行きの送別会の準備に忙しい様子。
当日、もちろん送別会が開かれることなんかちっとも知らないロブはハッドたちの主催した送別会に驚き喜んだ。マリーナやリリーにハッドはロブのためのビデオメッセージをとっている様子。しかし、ロブがガールフレンドのベスがほかの男を連れて自分の送別会に参加していることに気づき、そのことをベスに問い詰める。口論になった結果ベスは帰ってしまった。それをハッドとロブの兄ジェイソンが慰めていると、突如マンハッタンの街を大きな揺れが襲った。これが何の仕業かわからず周りを確認すると、対岸のビルが爆破。これにより多くの瓦礫が飛散してきた。もちろん避難指示が出たため、ブルックリン橋からマンハッタンを出ようとすると、その橋を”あれ”が強襲。それにジェイソンは巻き込まれ死亡。悲しみに明け暮れる暇もなく逃げていると、ロブからベスへ電話がつながった。今どうしてるんだと聞くと、自宅で瓦礫に挟まれ身動きが取れない様子だった。ロブはベスを助けに行くと言ってきかなかった。周りも止めても止めても聞かないロブを放っておけずついていくことに。路地に差し掛かった瞬間怪物が現れた。ちょうど後を追っていた軍に助けられ地下鉄ににげこむ。一分たりとも無駄にしたくない一同
(ロブ、ハッド、リリー、マリーナ)は地下鉄の線路を伝ってベスのマンション近くまで行くことに。しかし途中で、”あれ”が産み落としたクモのようなものに襲われ、ハッドをかばったマリーナは噛まれ負傷。近くにあった地上の駅につながっている作業用の通路を伝って地上へ。その駅は実は軍隊の臨時基地につながっており、そこで4人は保護。軍人にロブが助けに行こうとしていることを伝えているとき、マリーナの様子がどうもおかしい。突如、軍医たちが、彼女もかまれているわ。と叫びだす。マリーナは連れていかれそのまま亡くなった。ショッキングなものを見た一行だったが、軍人たちに爆撃前の最後の撤退ヘリの場所と時間を教えてもらい、ベスのマンションへ。倒壊寸前という感じで、首の皮一枚つながっているという言葉が似あう様子だったが、一途の希望にかけ、ベスの部屋へと向かう。瓦礫の中のベスをハッドとリリーとともに協力し助け出したロブ。喜んではいられない。ヘリの時間は刻々と迫っている。ヘリのもとへ向かう途中”あれ”に踏みつぶされる軍人を見るなど、精神的にも参っている様子だったが、何とか到着。人数の関係から一代目のヘリにリリーが、二代目のヘリにロブ、ハッド、ベスの3人が搭乗。これと入れ替わりのように、ワシントンの街には爆弾が投下。しかし、”あれ”はまだ生きており、立ち上がる際にロブたちのヘリに接触。セントラルパークに落下してしまう。ヘリから脱出した直後、ハッドは近くを通った”あれ”に殺されてしまう。慎む間もなくカメラ片手に残りの二人は橋の下へ。そこで助けを待つというベスを説得し、ロブとベスが遺言を残すシーンで終わる。
感想
この映画は日本の映画にはなかなかない一人称映画です。”あれ”の正体は結局最後まで語られることはありませんでしたが、あのような巨大怪物映画特有の空撮とかは特になく、すべて逃げ惑う人間に、それも人間関係やその精神にスポットライトを当てた作品となっております。特にマリーナが突如血を吹き出しながら爆破するシーンや、自由の女神像の顔が飛んでくるところなど、それなりに無理やり感も強い感じがしますが、それ以上にカメラを構える主人公の荒い息遣いや、走っているときの音、背後から迫りくる音、そして重要な逃げるシーンでぶれてしまうところなど、とても臨場感あふれる作品で、冒頭でも述べた通り、まるで自分がその主人公の立場に立っているかのような他にはあまりない高揚感を感じることができます。私はこれを見た後数時間は興奮が冷めきりませんでした。それは夢に出てくるほどでした(笑)それほど面白い作品となっておりますので、下記のリンクからぜひご覧ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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それではまた次回の penguin's blog でお会いしましょう。それでは~~